スンキ漬けとは？
長野県は木曽地方に300年以上も前から伝えられる郷土食品で、代々受け継がれてきた「乳酸菌」のみを 使用した独自製法による漬物です。最大の特徴は「無塩」であること。塩が貴重だった時代背景と海に面していない長野の立地的条件こそが生み出したまさに先人の知恵の結晶。程よい酸っぱさとシャキシャキとした食感がやみつきになる「スンキ漬け」を是非ともご賞味ください。
私たちがスンキ漬けを作っています
【みたけグルメ工房】
長野県は木曽町、三岳（みたけ）で採れた米をはじめ、野菜、 山菜、花、餅、クッキー、漬物、ジャムなどを製造しています。木曽の自然が大好きな地元の主婦たちが真心こめて製造しており、どれも味、素材、調理 方法にこだわった無添加の自慢の品ばかりです。
【みたけ工房】が本日の姿になるまでは語らなければいけないことがあります。
敗戦後10年、行政も住民も一体となって「生活向上」を追及していた昭和30年（1955年）「生活改善活動」が各地に提起され、ここ三岳では、唯一黒田地区（昔は部落と言った）12戸で｢黒田グループ｣ が誕生。｢木曽農業改良普及所｣の指導で活動を始めました。
内容は、農村の保健衛生の向上（ハエ、蚤 の消毒、栄養を考慮した料理講習）、農業技術の学習、先進地の視察など。その後、地方は国の林業、農業政策に振り回され、会員の高齢化の進行、活力の低下を余儀なく されながらも、40年の月日を重ねます。
このような先人たちの努力の歴史の上に私たち【みたけグルメ工房】の今日はあるのです。
栄養素の数々
原材料の「カブナ」は根に比べると、ビタミンCは約3倍、カルシウムは約6倍、カロテンは約840倍と多く含まれており、栄養効果が高いと言われています。ビタミンCは抗酸化作用があり、ストレスが多い人にオススメ。また消化酵素のジアスターゼも含まれているので健胃効果が期待できます。
また、食物繊維が豊富なため、お通じのお手伝いも。
また、スンキ漬けの素となる「乳酸菌」は整腸作用・発がん物質の除去作用・ウイルス感染の予防作用などがあり、健康維持に一役買ってくれます。また最近の研究では花粉症などのアレルギー症状の軽減やピロリ菌の生成抑制にも効果が期待されているという研究結果も発表されています。
※これらの記述はスンキ漬けを召し上がって頂くことによる効果を保障するものではないことをご了承ください。
お召し上がり方
スンキ漬けは最大の特徴でもある「無塩」の漬物ですので、様々なお召し上がり方ができます。
まずはご飯のお供として、適当な長さに切り、削った鰹節とお醤油を少々かけたり、油で炒めて砂糖醤油で味付けし、ご飯に乗せて食べるのが美味しいです。
またお味噌汁の具として豆腐など一緒に入れていただいても美味しく頂けます。
他、同じく長野の郷土料理として有名な「信州そば」を茹でて、刻んだすんき漬けをのせた「すんきそば」は、地元でも人気の料理です。このほか、ユニークな食べ方としてチーズと合わせてピザのトッピングにしたり、シチューの具材としてクリーム煮にしても美味しいです。
無塩だからこそ広がるレパートリーの数々。貴方好みのオリジナル「スンキ料理」を見つけて、毎日の食卓を楽しんでください。